院長ごあいさつ
院長 関 詩織
この度、飯田橋駅前に、メンタルクリニックを開院することになりました。
当院は、地域の皆様や近隣エリアで働く方々の「心の健康づくり」を応援するクリニックです。
生活環境の変化やストレスによって生じた様々な心身の症状、不眠、不安、抑うつ状態等に対して、薬物治療と心理的アプローチを組み合わせた治療を提供し、症状の改善をはかるとともに、患者様一人一人の状態に合わせた適切な治療を考えてまいります。
地域のかかりつけ医として、また、専門的な高度医療機関の窓口として、地域医療に寄与できるよう、より専門性の高い精神科医療を充実させていきたいと思います。
どうぞお気軽に御来院ください。宜しくお願いいたします。
略歴
- 1984年
- 福島県立医科大学医学部卒業
- 1984年
- 東京大学医学部附属病院精神神経科研修医
- 1986年
- 埼玉精神神経センター
- 1989年
- 東京都八王子福祉園精神科
- 1991年
- 東京都立豊島病院神経科
- 1992年
- 東京家庭裁判所 医務室
- 2005年
- 神経研究所附属晴和病院
- 2008年
- 同愛記念病院神経精神科
- 2017年8月
- 飯田橋ウエルネスクリニック院長
資格
- 日本精神神経学会精神科専門医、精神科指導医
- 日本医師会認定産業医
勤務医 関 直彦 ごあいさつ
「休む力」と「相談する力」
精神的ウエルネスとは何か。それは、精神における健康増進、疾病予防であり、あるいは疾病を抱えていても悪化を防止して、生活の質を向上させ、いかに周囲との関係を作っていくかということでしょう。では、どうすれば精神的ウエルネスを進めることができるでしょうか。そのためには、まず二つの力が必要だと私は考えています。
一つは「休む力」です。休むとは力を抜くことです。しかし、力を抜くにも力が必要です。まず、自分の疲労、怒りといったものに気づいていなければ休もうという気になれません。また、休むという選択肢が視野に入っていなければ休むという選択ができません。人は疲労してくると、えてして「働き続けるか、職場(学校)をやめるか」の二者択一となり、しまいには「働くか死ぬか」に追い込まれます。休むという選択肢が目に入っても。「休んでは申し訳ない」「休めば切り捨てられる」といった気持から休むという決断ができないことがあります。休む必要性に気づき、休むという決断に至るまでの力が大切です。普段からいざという時は休めるという関係を周囲と築いておくことも重要です。また、一日一日の休養は、まず適切な睡眠が基本です。どうしても睡眠がとりにくい場合は薬物の力を借りることも考えた方がいいでしょう。
もう一つは「相談する力」です。自分の力だけで乗り切っていくのが「健康で強い精神といえるのだ」と思いすぎていませんか。自分だけで考えているとどうしても視野が狭くなります。休むという選択肢すら思い浮かばなくなることさえあります。相談するという行為にも力が必要です、まず自分の心の傷や不安に気づいていなければなりません。そして、それを幾ばくかでも相手に伝えられるということが必要です。翻っていうと伝えられる=表現できるということは、その傷や不安をある程度距離を置いてみていられる(客観視できている)ということで、改善の道半ばまですでに来ているといってもよいのです。そして相談した相手から、自分とは違う視点の考え方を受け取ることができるようになれば、視野が広がりさらに不安をコントロールしやすくなるでしょう。普段から周囲に相談できる相手を見つけておくことも大切です、相談できる人とは、信頼できる人であることはもちろん、秘密を守ってくれる人であることが条件です。
当クリニックでは、守秘義務を遵守し、精神的ウエルネスを進めるためのお手伝いをしたいと思っております。どうぞ気軽にご来院ください。
略歴
- 東京大学医学部医学科卒業
- 東京大学医学部附属病院にて研修医
- 虎の門病院精神科医員
- 東京大学医学部精神医学教室講師
- 東京大学医学部附属病院精神神経科病棟医長、外来医長を経て
- 埼玉大学大学院教授(精神医学)
資格
- 日本精神神経学会精神科専門医、精神科指導医
- 日本医師会認定産業医